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EMDRについて

query_builder 2023/03/27
コラム
こころと発達の相談室さくら

EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)は、心理療法の一種で、特にトラウマ後ストレス障害(PTSD)の治療に使用されることが多い方法です。
EMDRは、1980年代にアメリカの臨床心理学者であるFrancine Shapiroによって開発されました。


EMDRの治療プロセスは、セッション中にクライアントがトラウマ体験を振り返りながら、目の前の刺激(手や指の動き、音、光など)に集中することで進められます。
クライアントは、過去の出来事についての思いや感情を探求することで、そのトラウマを処理していくことができます。EMDRは、一般的に8〜12回のセッションで完了することが多いです。


EMDRは、トラウマを引き起こした出来事のイメージや感情に焦点を当て、それらを処理することで、トラウマの影響を減らすことができます。
EMDRは、ストレス、不安、パニック障害、うつ病、依存症など、他の状態の治療にも使用されることがあります。


EMDRの効果については、多数の研究が行われており、その有効性が示されています。EMDRは、心理的外傷後のストレス障害の治療において、他の心理療法と比較して同等以上の効果を示すことが報告されています。


EMDRは、一部の人にとっては劇的な効果を示すことがありますが、すべての人に同じような効果があるわけではありません。EMDRは、トラウマ体験をした人にとっては、慎重かつ効果的な治療法であることがわかっています。


最後に、EMDRは専門的な指導を受けた訓練された専門家によってのみ実行されるべきであり、自己実施することは推奨されません。

当スタッフは全員が有資格者になります。
こころと発達の相談室にご相談ください。
お待ちしております。

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